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 再石灰化同様に酸性の環境から歯を守る機能がph緩衝作用です。虫歯は、細菌、食物、歯、時間経過の4つの条件が重なったときに発生します。通常の口腔内はph6.8〜7.0で中性を保っています。エナメル質が溶解し虫歯になるにはpH5.5以下(歯の根元の象牙質またはセメント質はph6前後)の環境が必要です。これを臨界pHといいます。エナメル質は生体内で最も硬い組織ですが、酸に弱く、甘い酸性の飲食物、細菌の発生する酸(乳酸)、胃からの分泌液などにより容易に溶解します。

 phが酸性に傾いた環境を中和させる機能のことをph緩衝作用といいます。緩衝作用の働きをする唾液中の成分が重炭酸塩やリン酸塩です。これらは酸を中和しphを一定に保ち細菌の発生する酸や酸性食品から歯の溶解を防いでいます。参:ステファンカーブ:食後すぐに酸性へと傾きますが、唾液により中和されるため食後30〜40分程度でもとの状態まで回復します。phが回復しない間に間食が多くなるとphも酸性に傾いたまま推移するため虫歯が発生しやすくなります。





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