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ドライマウス・舌痛症の原因
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・年齢によるもの
年齢とともに口や顎の筋力低下や萎縮がおこります。人間の筋力は個人差がありますが、約30才でピークを迎え、45才位までは緩やかに低下します。その後徐々に加速し、60才前後になると急速に筋力の低下が始まります。
筋力の低下と共に唾液腺には刺激が伝わらず、唾液の分泌量は低下する傾向にあります。食事の時には変化が無くても、粘膜に存在する小唾液腺からの分泌は口輪筋の萎縮により減少し始めます。
唾液全体の分泌量は70歳以上で男性16%、女性25%の量的低下。80才では老人性萎縮により男女25%以上の低下。また、高齢での「口が渇く」「喉が渇く」などの症状、いわゆる口腔の乾燥状態は義歯の安定にも影響を与えます。
義歯が不安定になると接触している粘膜に傷がつき、「舌が痛い」舌痛症の症状が現れ、「食事が出来ない」摂食障害や日常生活の活力が失われることもあります。
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